日記

ホントに危険!失敗しない子どもの靴選び!

子ども靴の多様化に伴って、自分にあってない靴を履いている子どもを多く見かけるようになりました。
大人も子どもも自分にあった靴を履くことは、とても重要で、合ってない靴を履くことによって、異常な骨の形成を進めてしまいます。

とくに子どもの場合、成人の足では7つの足根骨で作られているのに、生後すぐの赤ちゃんは、軟らかな2つの骨しかありません。
1歳半には4個、4歳で6個、7歳でやっと7個になります。
しかし、まだまだやわらかいままで、骨が全部そろって完成するのは11歳頃で、さらに大人の足になるのは18歳頃になります。
18歳までのやわらかい骨の期間に合っていない靴を履くということは、大人より容易に異常な骨の形成を進めてしまいます。

特に、子どもの足の異常な骨の形成で多いのは、ハンマートゥ(浮き指)で、足の指が折れ曲がったまま元に戻らない状態と、内反小指(足の小指が内側に入っている状態)です。
ハンマートゥになると足の指が地面につかないので、体重がかかとよりになり内反小指では、外側への踏ん張りがきかなくなってしまいます。
ころびやすい、走るのが遅い、歩き方が変なのは、これらが原因の場合があります。

そして、もっと怖いのは足の異常な骨の形成によって身体のバランスが崩れてしまうことです。
バランスの崩れをなんとか抑えようと無意識に身体が踏ん張り他の部分にも無理な力をかけてしまいます。
この事が原因でサブラクセーション(正常位置よりずれて神経を圧迫している背骨及び骨盤の歪み)を作ってしまい様々な症状、不健康を作ってしまいます。
だから、子どもの靴には特に気をつけてほしいです。

では、どういう靴が良いのか?

靴の選び方の前に、足と脳の関係からお話します。

まず、1番足に良いのは裸足です。

なぜ裸足が1番なのか?これは、足と脳が関係しているからです。
大人も子どもも、じゃり道や河原など足場の悪い道を難なく歩いていますが、これは非常に難しい事をやっているのです。
足場の悪い道を歩いていると身体が右に倒れそうになったり、左に倒れそうになったりしますが、転ばないで歩けるのは瞬時に脳がバランスをとろうと態勢を整えているからなのです。
この、脳と足のやり取りによって脳が刺激を受けて発達をしていきます。
この時刺激を受けているのは、脳の前頭連合野で、この部位の発達が将来大人になった時の幸福度に影響があるとされています。
また、子どもの発達の問題にも影響があるとされています。

なので、裸足によって靴に邪魔されず脳にたくさん刺激を与えた方がいいのです。

でも、裸足で生活するのは無理なのでどうしても靴が必要になります。
なので正しい靴を選ぶのはこういった事でも、とても重要になります。

正しい靴の選び方

1.大きすぎる靴を選ばないでください。

大きすぎる靴は、足が中で簡単に滑ってつま先に指先がぶつかり、異常な骨の形成を進めてしまいます。

2.靴の種類は調節ができるものを

マジックテープやひも靴を選んでください。足の幅、高さの調節ができます。

3.インソール(中敷)がはずせる靴を選んでください。

サイズをみるとき必ずインソールを外して足を合わせてください。
同じサイズでもメーカーなどによって、縦の長さや横の幅が違うのがわかると思います。

4.実際に履いてみたら、つま先をさわってキツクないか確認。

靴全体がゆるすぎないか、きつすぎないかを確認。
かかと周りがしっかりしていればOKです。
幼児の場合は、足の骨の形成がまだまだ不十分なので、なるべくやわらかい靴を選んでください。
その方が、しっかり足の骨が刺激され骨の成長にもつながりますし、地面からの刺激がしっかり脳に伝わります。

5.女の子のヒールのある靴について

これは、絶対やめてください。
ヒールがある靴は、骨が完全に出来上がった大人の足でも容易に異常な骨の形成を起こします。
これが、まだ不完全な子どもの足だとしたら、異常な骨の形成を作ってしまうのはあきらかです。

成長期の靴選びのまとめ

たかが靴、されど靴ということがわかっていただけたでしょうか。
子どもの靴は、大人に比べて買い替えの頻度が多くお金がかかります。
決して高い靴がいいわけではありません。
靴屋・スポーツ店でしっかり選んでから、ネットで同じ安いものを見つけるのも良いでしょう。
しかしオークション、おさがりなどで、違う人が履いた靴はやめてください。
足の形も一人一人違うので、違う人の形になっている靴を履くのはとても足のトラブルの原因になります。

これから、無限の可能性を秘めた子どもの将来。
脳に伝わる刺激が不十分になったり、骨の異常な形成ができてしまって、その能力が発揮されなかったら、いったいいくらの損害になるでしょう。
数億・数十億それは計り知れないでしょう。
そう考えれば、年に2~3回の数千円の靴の買い替えは、高い買い物でしょうか?
大事なお子さんの足を、しっかり大人が守りましょう。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。