日記

コスパ文化は本当に消費者の為になるのか?

「コストパフォーマンスが高い」「コスパがいい!」という言葉を、よく耳にしますが、どのような時に「コストパフォーマンスがいい」と感じるでしょうか?
費用が安く、効果が高いほど、コストパフォーマンスが高い。

コストパフォーマンスとは?

「コストパフォーマンス」の意味を調べると【あるものが持つコスト(費用)とパフォーマンス(効果)を対比させた度合い。コスパやCPと略されることもあるほか、費用対効果や対費用効果ともいう。
建設コンサルタントや官公庁での会議や打ち合わせでは benefit by cost を略してB/C(ビーバイシー)とも呼ばれている。
数値を算出する場合は、効果を費用で割る。すなわち、費用が安く、効果が高いほど、コストパフォーマンスが高い。
コストパフォーマンスの略はCPと表現されていた。】と、あります。
出典:wikipedia

つまり、価格に対して満足度が高いものが「コストパフォーマンスがいい」とされているのですが、巷に溢れている「コスパ文化」が本来の意味から脱線しているように感じることがあります。

間違った「コスパ文化」が生み出す低い満足感

「コスパ」という言葉が根付いてきた昨今、「どこよりも安く」
「他店対抗価格」「毎日安い」という安さ宣言を、あちこちで見聞きしますよね。

正直、「安い」という言葉は、私たちにとっては有り難いと感じます。
少しでも安さを求めるのは当然のことですっ!

ですが、消費者が「安さ」を追い求めるあまりに、いつの間にか「安い」自体を満足度と捉えるようになっていないでしょうか?

「コスパがいい」=「低価格」になってしまっているのではないでしょうか?
「コスパがいい」=「低価格」コストパフォーマンスが高い。
例えば、こんな経験はありませんか?

初めて使うメーカーのBBクリームだけど、いつものより断然安いわ。

あれ…BBクリームとなっているけれど、シミもクスミも全然カバーされないし、ヨレも酷い…。

この服安いしデザインもいい。

いい買い物ができたぁ。
でも、洗濯ネットに入れたのに、一回洗濯したら首まわりが伸びちゃってる…。

先着10組!激安ツアー︎驚きのプランが盛り沢山でこの価格!

確かに盛り沢山だったけど、逆に慌ただしくて、楽しむというよりは疲れに行ったみたいだったな…。

などなど。

いくら安いといってもお金を支払うのですから、不満足だったと思いたくありませんよね。
けして、けして「安物買いの銭失い」だったとは思いたくありませんものね(笑)
そうなると、安かった事自体を満足だったと納得せざるを得ないのかもしれません。
価格を下げることが「コスパがいい」とは限らない。

まとめ:価格を下げることが「コスパがいい」とは限らない

価格を下げれば消費者は満足するのでしょうか?
いくら安くても、「まあ、こんなもんでしょう」程度では、また買いたいとは、なかなか思えないですよね。
やはり、価格に対しての満足度が十分に感じられるものでなければInstagramにも上げたくないですっ!

価格を下げることばかりでなく、本質であるサービスやパフォーマンスを充実させることに着目しなければ、粗悪なものが増えるばかりか、価値のあるものでも正当な評価をされなくなってしまうのではないかと心配です。

より良い商品、良いサービスを提供していただけることが、消費者のための真の「コスパ文化」として広がって欲しいと思います。
それからの企業努力=低価格なら尚更うれしいですよね!

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